病気の初日から診断書が必要?ドイツの制度が変わるかもしれません
ドイツで働く皆さんにとって重要なニュースです。現在、政府は病気になった初日から医師の診断書(Arbeitsunfähigkeitsbescheinigung)の提出を義務付けることを検討しています。これまでは3日目から必要とされていましたが、この新しい提案について、医師、雇用主、従業員の間で意見が分かれています。
医師たちの懸念は深刻です。初日から診断書を求めると、ちょっとした風邪でも医者に行かなければならず、診療所が大混雑することが予想されます。実は、軽い症状の患者で診療所が溢れると、本当に治療が必要な患者の診察が後回しになる可能性があります。また、患者にとっても、わずかな病気で医療費がかかることになり、負担が増えます。
一方、雇用主側の意見も分かれています。初日から証明書を求めることで、無断欠勤を減らせるという意見がある一方で、行政負担が増えるという懸念もあります。
従業員代表からは、この制度が信頼関係を損なうという声が上がっています。ドイツの労働文化では、従業員の信頼が重視されており、初日から監視的な対応をすることは、その理念に反するというわけです。
バーデン・ヴュルテンベルク州ではこの議論がとりわけ活発で、今後の方針決定に注目が集まっています。この制度が実際に導入されるかどうか、ベルリンで働く日本人の皆さんも注視しておく価値があります。
原題: Zweifel am Sinn der Krankschreibung ab dem ersten Tag
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